RSYは令和6年能登半島地震で被災した石川県穴水町の皆さんの生活再建に向けたお手伝いを継続中です。そして、RSYと繋がりのある団体・個人、企業の皆さんが引き続き穴水町に足を運んで下さっています。
今回は、5月27日から29日まで3日間にわたり仮設団地の集会所やコミュニティセンターをまわってくださった「あめのちはれ」さんの活動をご紹介します。
プログラムにはいろいろな工夫があり、前半は絵本のよみきかせとミニコンサート、後半はリラックスタイムということで、来場したみなさんがほっとおしゃべりができるようカフェサロンやハンドマッサージ、おまけにカラオケもできるよう準備をしてきてくださいました。
コンサートタイムもただ音楽鑑賞をするだけでなく、みんなで声をあわせて歌をうたったり体を動かしたりと参加型の企画。音楽とおしゃべりで、体も心もほぐれます。
最後のカラオケタイムでは、「最近歌っていないから、声がでるかしら?」「飲んでないから無理かもしれん」と遠慮がちなみなさんでしたが、前奏が流れるとしっかりマイクをにぎり熱唱してくださいました。
中にはキーボードに向かって弾き語りをしてくださる方も登場!そのほか、茶道をたしなんでいる方は被災したお宅からなんとか無事に残っていたお茶道具を使って参加のみなさんはじめ、ボランティアスタッフにもお抹茶を振る舞ってくださるなど、それぞれがご自分の持ち味を生かしながら、あたたかい時間を過ごすことができました。
ちなみに「あめのちはれ」という名前は、ある⽇⾒た虹にちなんでつけられたそうです。出口の見えない試練の終わりを約束してくれたかのように見えた虹。聞いてくださる方の心に小さな虹がかかるようにと祈りを込めて活動を続けています。
数日後、大きな虹が出ました!「あめのちはれ」さん、素敵な時間をありがとうございました。
継続的に関わってくれているからこそ、大小様々な変化に気づくことがあり、これを惜しみなくシェアして頂くことが、私たちの次の活動へのヒントや励みに繋がっています。今回のイベントの感想、住民のみなさまのつぶやきをご紹介します。
★イベントに参加した方の感想
「知り合いと10年ぶりに再会できて嬉しかった。」
「音楽に合わせて体を動かすのは楽しいね。」
「絵本の読み聞かせは、大人でも楽しいものだね。」
「仮設団地内でおしゃべりできる場所があるなんて、近くて便利だわ」
★素敵な歌声や絵本の読み聞かせをしてくださった「あめのちはれ」のお二人より
このたび、私たちと共に笑い、共に歌い、共に身体を動かし、共に食し、皆さんからたくさんのお話を聞かせていただきありがとうございました。励まされて元気になったのは、私たちだったかもしれません。
「ありがとう、また来てね!」そういってくださり、とっても嬉しかったです。
お疲れのなか、一歩踏み出してミニコンサートまで足を運んでくださったその勇気が、次の花が咲くチカラとなりますように!
★来場者のつぶやき
〇80代・女性
金沢から戻ってきて仮設に入ったら寒くて眠れなくて。
昨日くらいまでは、全然食べれんかったし、出かけなかった。
今日やっとちょっと動けたからここに来たんだけど、背中と足はずっと寒いの。
〇70代・女性
震災から2ヶ月、娘のところ(金沢)に言っていたが、ぼーっとしてしまい、喋ったことを忘れてしまったりして、よく娘に叱られていたの。
仮設に来たら、手足が冷えてよく眠れず、肩もこっている。
前はカラオケしたりしていたが、コロナ・震災で今は全然。
〇50代・女性
仕事をしなくなったので、手荒れはなくなった。
イベントは興味がなかったけど、あまりに出歩かないのを心配して姉が勧めてきた。
本当に来てよかった。
〇70代・女性
毎日片付けばかりで背中がいたくなっちゃって。
マッサージは気持ちいいね。
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