活動を支援する
平常時の活動報告

RSY・愛知県の大雨への対応(第8報)

みなさま

RSY事務局です。RSYは台風2号の影響で床上浸水の被害を受けた豊橋市在住Mさん宅への個別対応を継続しています。以下、RSY宇野(コープあいちより出向中)より7月12日の活動報告です。

※私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成のご協力を頂いています。

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■Mさん宅訪問

RSYボランティアの女性3人(おせっかい隊)の他に、(株)デンソーの社員ボランティアさん1名と私の5人で活動しました。また、「災害復旧支援チームふじさん」の藤野さんが、私たちが到着する前から、作業を始めていました。シロアリ被害で傷んだ和室の束柱を早々に修繕してくれたおかげで、先週清掃と消毒が完了した八畳間と六畳間へ乾燥を終えた床板を敷くことができました。

自ら床板の管理番号を書いたMさんが、搬入する順番を私たちに指示してくれたこともあり、手際よくすすみ、あっという間に作業完了です。

これまで、おせっかい隊は、Mさんと相談しながら、Mさんのペース(気持ち)に合わせて作業をすすめてきました。少し時間は、かかってしまいましたが、床板、床下の清掃、消毒もいよいよあと2間(写真の三畳間[ベッドの部屋]と、四畳半間[箪笥の部屋])を残すのみとなっていました。この2間の清掃と消毒が、今回のメインの作業でした。

前回同様、床下を清掃・消毒する屋内チームと、はずした床板を清掃・消毒する屋外チームに分かれて作業をすすめました。ただし、前回との大きな違いは、この日の猛烈な暑さです。屋外に比べて、どうしても風の通りが少ない屋内の作業は過酷で、体中から汗が吹き出してきます。小まめに水分をとりながら丁寧な作業をすすめました。

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屋内よりはマシですが、やはり外も暑かった。デンソーの社員ボランティアGさんは、慣れない作業でしたが、とても丁寧に床板の清掃・殺菌作業を行ってくれました。

(Gさんは、この作業以外にも重い家具の移動などで大活躍でした。)

お昼休憩は、用意してきたお弁当を食べながら、熱中症にならないように、水分もしっかり補給しました。サッカーの話をきっかけに、この日の話題は、学生時代にやっていたスポーツになりました。ちなみにMさんは、剣道、柔道、そして弓道もやっていたとのこと・・・。

昼食後も作業は、順調で、ついに、最後の2間の清掃・消毒が完了しました。

これで、大きな作業は、概ね終了しました。次週は、Mさんの希望で仏壇の清掃作業の他、これまで、やれなかった、細かい部分の清掃をすすめる予定です。

■Kさん宅訪問

この日の午後、おせっかい隊の1人が、別の地域で被災したKさん宅を訪問しました。床上浸水の被害に会い、1階にあった家具等の収納が使えなくなり、2階に上げた多くの荷物(衣類等)の整理が困難で、不便な生活を送っています。これまで、地元の支援者Nさんが、寄り添って支えており、RSYからも収納用品を支援してきました。今回は、なにかできることを模索するため、Nさんと一緒に訪ねて奥様とお話をし、荷物の整理のお手伝いをしました。次週も伺う予定です。

■報告者コメント(RSYスタッフ:コープあいちより出向中)

下の写真は、Mさんの要望で、玄関横の洋間で浸水部分の壁板を切り取っている藤野さんです。その作業を見守るMさんが、「どうしてそんなに動けるの?頑張れるの?」と藤野さんに尋ねます。

藤野さんの答えは、「そりゃあ、あんた(Mさん)の笑顔が見たいからだよ・・・」

藤野さん、本当に素敵な方です。Mさんも頼もしい相談相手ができてとてもうれしそうでした。

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